玄関ドアが勢いよく閉まる…ドアクローザーを自分で調整するも油漏れ、寿命かもと交換をお願いした体験談

実家の玄関のドアが、ある時から、勢いよく「バーン」という音とともに閉まるようになりました。
取手から少しでも手を離そうものなら、バーンと閉まります。その音にもびっくりしますが、ドアに挟まって怪我をしないか、心配になるくらいの勢いでした。
「ドアの調整で直せないかな」と思い、ドアの上についているドアクローザー(ドアをゆっくり閉めてくれる装置)を、マイナスドライバーで自分で調整してみました。1回目はうまくいったのですが、その後また同じ症状が出て、何回か調整を繰り返すうちに油が漏れ出し、最終的には業者さんに交換をお願いしました。交換後は、症状がなくなり、ドアの開け閉めも楽になりました。
この記事では、(1)ドアクローザーの調整弁を回してみたこと、(2)うまくいかなくなって、油が出てきたこと、(3)「ドア全体ではなく、ドアクローザーだけ交換できる」と教えてもらったこと、をまとめます。
この記事のまとめ
- 玄関ドアが勢いよく閉まる原因は、ドアクローザーの閉まる速度が合っていないこと。調整弁をマイナスドライバーで回して、速度を変えられる機種がある
- 1回目は、第2速度の調整弁を少しずつ右に回して、閉まる直前がゆっくりになった。1〜2か月は調子がよかった
- 再発したので、何回か調整を繰り返し、右へ多めに回したところ、調整弁の下から油がたくさん出てきた。それ以降は、どう回しても思うようにゆっくりにならなかった
- メーカーの説明では、寿命を迎えたドアクローザーは、「ドアがバタンと閉まる」「油が漏れる」といった症状が出るとのこと
- 「ドア全体ではなく、ドアクローザーだけ交換できる」と、業者さんに教えてもらい、交換をお願いした。交換後は症状がなくなり、開け閉めも楽になった
※この記事は個人の体験の記録です。ドアクローザーは、機種によって調整弁の位置や回す向きが違います。調整するときは、必ずお使いの機種の説明や取扱説明書を確認して、ご自身の責任で行ってください。少しでも不安があるときは、業者さんに相談してください。
ドアの上の箱に、調整するところが2か所あった
ドアの上についている、ボックスのような部分(ドアクローザーの本体)を見てみると、マイナスドライバーで回す調整弁が2つありました。本体には、速度の調整のやり方を書いたシールも貼ってありました。

シールによると、こういう仕組みのようでした。
- 第1速度調整弁:ドアが開いた状態から閉まり始める、150°〜30°のあいだの速度を調整する
- 第2速度調整弁:閉まりきる手前、30°〜0°のあいだの速度を調整する
- 回す向きは、左に回すと閉まる速度が速く、右に回すと遅くなる
つまり、閉まる直前の勢いを弱めたいなら、第2の調整弁を右に回せばいいはずです。
1回目:第2の調整弁を少しずつ右に回したら、直った
まず、第2の調整弁を、マイナスドライバーで右に回してみました。一気に回さずに、少し回しては、ドアを開け閉めして、閉まり方を確認する、という順番です。
すると、さっきまでの勢いよく閉まる感じが変わりました。閉まる直前に、一度ゆっくりになって、すーっと閉まるようになりました。
「これで大丈夫そう」と、しばらく様子を見てもらうことにしました。
1〜2か月後、また「バーン」に
1〜2か月くらいは、玄関ドアを調子よく使えていました。ところが、母から「また、ドアがバーンとなるようになった」と聞きました。
前回と同じように、第2の調整弁を右に回してみましたが、今度はうまくゆっくりになってくれません。その後も、母から「調子が悪い」と聞くと、実家に行ったときに調整する、ということを何回か繰り返しました。
少しずつ回しているから、ドアが「回している」ことに気づいてくれないのかな、と思って、右に、ちょっと多めに回してみました。
調整弁の下から、油がたくさん出てきた
すると、その調整弁の下から、油がたくさん出てきました。
「油が出てくるのは、何かまずいのでは」と、直感で感じました。油を拭き取りながら、少し左に戻したりもしましたが、どうしても思うようにゆっくり閉まってくれません。
油が出たことで、何かが調整できなくなってしまったような気がしました。
母は「もうそれでいいよ」と言ってくれましたが、根本的な解決になっていないので、「ドアを交換しなければいけないのかな」と思うようになりました。
「油が漏れる」のは、寿命のサインだった
あとから調べてみると、ドアクローザーのメーカーであるリョービが、こう説明していました。
- ドアクローザーにも寿命があり、寿命を迎えると、本体から油が漏れて、ドアがバタンと閉まるようになる(参考:リョービ よくあるご質問「ドアクローザの本体から油が漏れて、ドアがバタンと閉まる」)
- そのような状態では、本来の速度調整の機能が発揮できなくなっているので、そのまま使い続けると、ドアで思わぬケガをする可能性がある。新しいものに取り替えてほしい(参考:リョービ 商品知識「ドアクローザの寿命」)
うちのドアクローザーのメーカーは、分かりません。また、私は専門家ではないので、原因を断定はできません。ただ、「ドアがバタンと閉まる」「油が出る」という症状は、ぴったり当てはまっていました。
油が出てきたのが、私の調整のせいだったのか、それとも寿命だったのかは、はっきりとは分かりません。ただ、実家は建ててから長い年月がたっていて、このドアクローザーは、建ててから一度も交換したことがありませんでした。寿命だった可能性は、十分あると思います。
なお、メーカー(日本ドアーチェック製造)は、速度調整について、「第一と第二の速度の差を極端に大きくすると、故障の原因になる」と説明しています。ドア幅が900mmの場合、90°の位置から閉まるまでの適正な時間は5〜8秒だそうです(参考:日本ドアーチェック製造「ドアクローザの調整方法(閉扉速度調整)」)。調整するときは、一度に大きく回さず、少しずつ確かめながらやったほうがよさそうです。
「ドアクローザーだけ、交換できますよ」
そんなときに、別の工事で見積もりをお願いしていた業者さんに、「ドアが勢いよく閉まって困っている」と話してみました。
すると、「ドアクローザーの部分だけ、交換できますよ」と言われました。
ドア全体を交換しなければいけないと思い込んでいたので、ドアクローザーだけで済むと分かって、とてもうれしい提案でした。
さらに、「工事をお引き受けすることもできますが、ご自身で交換することもできますよ」とも、教えてもらいました。
ちょうどそのころ、私自身が忙しく、ドアクローザーの交換まで手が回らなさそうだったので、その業者さんに交換をお願いすることにしました。工事をしてもらったのは、6月上旬でした。
交換してもらってからは、バーンと閉まる症状はなくなり、ドアの開け閉めも楽になりました。
ちなみに、リョービは、お取り替え専用の「取替用ドアクローザ」を用意していて、今のドアクローザーの取り付け穴の位置が合う範囲であれば、メーカーを問わず取り替えられる、と説明しています。自分で交換する場合は、今ついているドアクローザーの型番や、ドアの大きさに合う機種を選ぶ必要があります(参考:リョービ「同じ商品もしくは後継商品とお取り替えする方法」)。
かかった費用は、次のとおりです。
- 部品代:13,200円
- 工事費:25,000円
- 諸経費:3,800円
- 値引き:−181円
- 消費税:4,181円
- 合計:46,000円
別の工事とあわせてお願いした中の、ドアクローザー分の金額です。
交換してもらったのは、リョービの「取替用ドアクローザー S-202P」(パラレル型・ブロンズ色)でした。いろんなメーカーの穴の位置に合わせられる、取替え専用のタイプだそうです。


※上記のリンクは広告(アフィリエイト)を含みます。ドアクローザーは、ドアの幅・重さや、取り付け穴の位置が合わないと、正しく動かなかったり、かえって危険なことがあります。自分で交換する場合は、今ついているドアクローザーの型番や、ドアのサイズに合う商品を選んでください。少しでも不安があるときは、業者さんに依頼することをおすすめします。
まとめ|調整して直らなければ、深追いせずに交換を考える
ドアクローザーの調整は、自分でもできることがありますが、1回目のように「すーっと閉まる」ようになっても、しばらくして、また元に戻ることがあります。今回の私は、何回か調整するうちに油が出てしまい、それ以上は調整できなくなりました。
- 調整は、少しずつ回して、そのたびに閉まり方を確認する
- 何度調整してもすぐ元に戻る、油が漏れている、というときは、寿命のサインかもしれない
- 勢いよく閉まるドアは、手を挟む心配があるので、そのままにしない
- ドアクローザーは、ドア全体ではなく、本体だけ交換できることがある。まず業者さんに相談してみる
同じように、勢いよく閉まる玄関ドアに困っている方の参考になればと思います。


