見た目はごついのに使ったら手放せない。ベッド脇の起き上がり手すりをレンタルした体験談

以前の記事で、母がベッドを使って休むようになった話を書きました。今回は、そのベッドの脇に置く「起き上がり手すり」をレンタルするまでの話です。
起き上がりは楽になったけれど、トイレまでの動線が気になった
ベッドを使うようになってから、夜中に何度かトイレに起きるときの負担は、以前よりだいぶ楽になったようでした。ただ、ベッドの向きの都合で、起き上がってからトイレに向かうまでの道のりが、少し遠回りになっている様子でした。
ベッドの向きを変えれば近道になりそうにも思えましたが、部屋の使い方の都合でそれは難しく、今の向きのままで、もう少し楽に動けるようにできないかと考えました。
「歩行器」と同じタイミングで、手すりも提案されました
母は、ゆっくり動けば、今のままでも起き上がってトイレまで行けている状態でした。ちょうど歩行器を借りたときと同じ時期に、福祉用具の相談に乗ってくれた方から「ベッドの横に手すりを置いたらどうか」と勧めてもらいました。
歩行器には母も興味を持って前向きでしたが、手すりのほうは「今は自分で起き上がれているから、いらないと思う」というスタンスでした。それでも、「次に歩行器を持ってくるときに、手すりも一緒にお持ちするので、使ってみてから、いる・いらないを決めてください」と言ってもらい、とりあえず試してみることになりました。
お試しで持ってきてもらったのは、床置きのどっしりした手すり
実際に持ってきてもらったのは、床に置いて使うタイプの、見るからにしっかりした作りの手すりでした。母はその見た目に、最初は少し引いている様子でした。使わない道具が部屋に増えるような、大げさな印象を受けたのだと思います。

使ってみたら、想像以上に楽だった
ところが、実際にベッドに横になって、その手すりを掴みながら起き上がってみると、以前よりずっと楽に体を起こせたようでした。母は「なんだか楽でいいわね」と、見た目への抵抗感はどこへやら、といった様子で気に入り始めました。
使い方としては、起き上がるときはまずその手すりを掴んで支えにし、立ち上がったあとは、横に移動する間の支えとしても使えます。そのままベッドの頭側にある立ち上がり部分につながる位置にあるので、起き上がりから立ち上がり、そのあとの一歩までを、途切れずに支えてもらえる形でした。

結局、母はとても気に入って、そのままレンタルすることに決めました。
費用について
借りているのは「ルーツ サイドタイプ」という製品で、介護保険の福祉用具貸与を使っているため、月々の自己負担額は200円でした(自己負担の割合は人によって違うので、あくまで我が家の場合です)。
レンタルではなく買った場合の小売価格を聞いたところ、67,518円とのことでした。試しに使ってみるだけのつもりが、この金額を見て、レンタルという方法があってよかったと改めて思いました。
見た目で判断せず、試してみてよかった
杖のときも、歩行器のときも、そして今回の手すりも、最初は見た目のイメージで気が進まなかった母が、実際に使ってみることで印象が変わる、という流れが続いています。「大げさだな」と思うものほど、実際に試してみないと分からない良さがあるのかもしれません。
高齢の家族に福祉用具を勧めるときは、写真や説明だけで判断してもらうのではなく、実物を試せる機会を作ることが、思っている以上に大事なのだと感じました。


